男性にとって結婚とは?デメリットだらけでメリットはないと感じる理由を解説

結婚がデメリットだらけでメリットはないと感じている20代男性 結婚・恋愛
記事内に広告が含まれています。

人生の転換期となる結婚。結婚を望んでいる人がいる一方で、結婚という未知の世界が想像できない男性や、結婚のメリットはないと感じている男性もいるかもしれません。

また、同僚や友人がこぼす結婚生活の愚痴を聞いて、結婚はデメリットだらけなイメージを抱いている方もいるでしょう。

一人でも楽しめるような娯楽が溢れ、生涯独身を選択する男性も増えている現代において、結婚する意味やメリットはあるのでしょうか。

確かに結婚にはデメリットもありますが、生涯独身にもデメリットはあります。本記事を参考に、後悔の無い選択を考えてみましょう。

男性にとって結婚とは?

結婚とは、法律上で認められる夫婦関係を指し、男女間で婚姻関係を結ぶことを指します。

民法750条では、「夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する」とあり、結婚することで夫または妻のどちらかの姓に統一することになります。

ほかにも、民法752条において「夫婦は同居し、互いに協力して生活すること」と定められています。例えば、日常生活で必要な費用や子どもの養育に関わる費用は、夫婦で分担する必要があります。(※参照:民法 e-Gov法令検索)

共働きが増加し、かつてのように「男が家族を養う」という考え方は廃れつつありますが、民法で定められる通り、結婚は相手の人生を背負う必要があり、協力して生活を共にすることが求められています。

恋愛と結婚の違い

恋愛と結婚の違いは、主に法律面において明確に分かれています。

まず、恋愛は、お互いの「好き」という感情によって成立する関係であり、法的な拘束力はありません。一方、婚姻届の提出によって認められる結婚は、法的に家族として定められた関係であり、配偶者としての権利や義務が発生します。

配偶者の権利として財産の共有や相続などがあります。ほかにも、病院によっては医療行為の説明と同意において、家族に同意書のサインを求めるケースがあるように、お相手の人生に大きく関わるようになります。

また、法的に拘束力がある結婚と異なり、恋愛は基本的に自由であり法律による規制はありません。例えば、恋人が他の人と恋愛関係を結んでいても、法律上は問題がないのです。一方、結婚すると配偶者以外と男女関係を結ばない貞操義務が発生します。また、離婚しない限りは、生涯において婚姻関係が継続されます。

さらに、結婚は社会的にも認められた関係です。「○○さんの夫」となり、結婚と同時に家同士やお相手のコミュニティとの付き合いが発生します。

このように、恋愛と結婚は、法的な意味合いや社会的な位置付けにおいて大きな違いがあります。

「結婚にメリットはない」と考える男性が増加中

結婚にメリットを感じられず、むしろ「結婚にデメリットを感じる」という人は多いです。

昔と違って、今は一人でも快適に暮らしていけます。そのような背景もあってか、未婚率は昔に比べて上がっているのでしょう。

晩婚化が進んでいることもあり、周囲が結婚しないため結婚に焦りを感じる人も少なくなっています。

結婚願望がない男性は増えている

国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査」のデータによると、結婚願望がない人の割合は男女共に増えています。

出典:国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査」データより筆者作成

調査の中で「一生結婚するつもりはない」と回答した男性は、1982年の時点で2.3%しかいませんでした。しかし2021年には17.3%まで増えています。

未婚率は年々上昇の傾向

令和2年国勢調査結果のデータを見ると、男性の未婚率は年々上昇していることが分かります。

出典:「令和2年国勢調査結果」データより筆者作成

1980年には、35歳までに8割近くの男性が結婚していました。しかし2020年には、半分以上の男性が結婚していないことが分かります。

昔と比べて結婚するメリットは減った

現代は昔と比べて、無理して結婚するほどのメリットがありません。大昔から「夫婦」という存在はありましたが、現在の結婚制度ができたのは明治時代です。

当然ながら明治時代と今では生活様式も全く別物で、夫婦として共同生活をする必要性は減りました。

今はこのように昔よりも生活が快適になり、結婚するメリットが少ないと言えます。

①家事にかける時間は減少
明治や大正の時代は、掃除や洗濯だけでも一苦労でした。
 
最近は便利な家電もたくさんあり、家事にかかる時間は短縮できます。独り暮らしでも困ることはまずありません。

②食事も昔ほど困らない
昔は一人暮らしでも自炊する必要がありました。今は飲食店が充実しています。

  • 24時間営業のコンビニ
  • ファストフード店
  • 栄養バランスの良い定食屋

少し足を延ばせば、コンビニでおいしいご飯が食べられます。わざわざ料理に時間をかける必要もありません。

③趣味・娯楽の充実
結婚によりパートナーや自分の子供を持つことで、日々の生活に目的ができます。

昔の人は「暇でやることもないから、結婚する」という人がたくさんいました。

30年以上前だとインターネットも無く、趣味や娯楽は限られたものしか無かったのです。しかし今は昔と比べて娯楽が充実しています。

結婚以外に楽しみや目標がたくさんあるため、人生のリスクを取ってまで結婚しようとする人が減っています。

結婚は男性にとってデメリットだらけ?

ここまで書いた通り、男性が結婚するメリットは減っています。一方で男性が結婚するデメリットはたくさんあるのが実情です。

厚生労働省は「独身生活の利点」に関してアンケート調査を行っていて、結果は下記のようなものでした。

割合(男性)割合(女性)
行動や生き方が自由70.6%78.7%
家族を養う責任がなく、気楽27.7%24.1%
金銭的に裕福24.9%16.2%
友人などと広い人間関係が保ちやすい14.6%20.6%
引用元:厚生労働省「独身生活の利点」

総じていえば独身の方が「家族を養う責任がないので、自由に生きられる」という点がメリットと考える人が多いようです。

結婚するとその反対で、このようなデメリットが発生します。

責任が伴い、自由な行動が難しくなる

結婚すると夫として、さらに子供ができると父としての振る舞いが求められます。身勝手な行動は、パートナーや家族が迷惑を被る場合もあるため、独身時代のような自由な言動・行動が難しくなると考えられます。

例えば起業するにしても、事業に失敗した際は家族が路頭に迷いますし、転職する場合は、住む場所等、働く環境が変わるため家族の同意や協力が必須になってきます。

独身時代であれば挑戦に失敗しても、困るのは自分だけですが、結婚するとリスク許容度が下がり、挑戦が難しくなります。

他の女性と遊べない

独身時代はどんな女性と遊んだって本人の自由でした。かわいい女の子をナンパしたり、知り合ったばかりの女性と一晩限りの恋を楽しんだり、恋の駆け引きも人生の楽しみのひとつでしたが、結婚するとそんなわけにはいきません。

当然ながら、妻以外の魅力的な女性を口説いたりデートに誘ったりはできませんし、妻が嫉妬深いタイプであれば、女性同席の飲み会すら行かせてもらえなくなったりして・・・。

結婚したら生涯妻ひとりを愛し続けるなんてオレには無理!という声が多数あがりそう。

自分の時間がなくなる

独身時代は自分の時間は自分だけのもの。休みは昼に起きて夜中までゲーム三昧、月に2回は仲間とツーリング。どれだけ好きに過ごそうが文句を言う人は誰もいません。

それが結婚後はどうでしょう。休みも日用品の買い出しに付き合ったり、子供ができたら行きたくもないテーマパークに連れて行ったり。仕事で疲れていようとも、家族のために使う時間を捻出しなくてはいけません。自分の時間を奪われるのは、人間にとってかなり大きなストレスなのです。

使えるお金が制限される

経済面にもデメリットが考えられます。自分が汗水たらして稼いだ給料が、一瞬にして家族みんなのものになってしまうわけですから。夫婦で貯金やローンなどの計画を立ててしっかり管理するとなると、おこづかい制が導入されることも大いにあり得ます。結婚した途端に、はい、今月のおこづかい1万円ね、なんていう恐ろしい通知があった時にはもう立ち上がれそうにありません。

また、万が一離婚することになった場合には、財産を半分妻に渡さなければならないという財産分与制度もあるのです。

価値観が違う人と暮らす必要がある

結婚したら時間やお金の面だけでなく、精神的にも家族を支えていく必要があります。

好きで結婚したとはいえ、それまでの家庭環境も異なる相手と共同生活を送ることになります。そのため上手に付き合わないと喧嘩になります。

結婚生活は時には我慢もしながら、協力して暮らすものです。この辺りもデメリットに感じる人は多いでしょう。

男性にとって結婚は本当にメリットはないのか?

では結婚は男性にとって本当にメリットはないのでしょうか。そうであれば誰も結婚をしないはず。もちろん結婚にもメリットはありますし、男性目線で見ても嬉しいことだってたくさんあるのです。

愛する人と一緒にいることができる

結婚の最大のメリットは、愛する人と一緒に過ごせることです。相手を支え合い幸せを共有することで、日々の生活に充実感をもたらします。人生における困難も一緒に乗り越えられるパートナーがいることは、心の安定に繋がるでしょう。愛する人と人生を共にすることであなたの幸福感を高め、より豊かな人生を送ることができるといえます。

子供を育てる基盤ができる

「我が子を見てみたい」「子供を育てたい」と考えたことはありませんか?結婚することで、子供を育てるための環境を作ることができます。男性は自分で出産はできない性のため、結婚することで子どもを持つ基盤を作れます。子供を授かり家族が増えることで、仕事にも張り合いが生まれるでしょう。子育てはあなた自身の成長や経験値を高めることにも繋がります。

家事の負担が減る

結婚生活によって、家事の負担を分担することが可能です。仕事をしながら一人で全ての家事をこなすのは大変ですが、パートナーと協力することでスムーズに日々のやるべきことをこなせるでしょう。また、掃除や洗濯などそれぞれの得意分野を活かして分担することで、時間や労力を節約でき、自由な時間が増えるかもしれません。衣食住を整えることで、あなたの暮らしがより豊かになり、仕事やプライベートがより充実するでしょう。

収入が増えて、しかも仕事のモチベーションが上がる

共働きの場合は世帯の収入が倍増します。反対に支出は2倍というわけではなく、家賃や光熱費などは相対的に割安になるはずですから、生活がラクになるケースもあるでしょう。

女性が専業主婦になる場合であれば、家事を妻に任せられることで、男性は仕事に集中することができ、仕事の効率アップ・収入アップにつながることもあり得ます。

また、家族ができることによって男性の仕事へのモチベーションが上がり、より懸命に働くようになるという傾向もあるようです。

税金や福利厚生など制度の優遇がある

結婚することで、税金や福利厚生に関する優遇制度を受けることができます。例えば、配偶者の所得に応じて控除される配偶者控除や、医療費控除などの税制上のメリットがあり、経済的負担を軽減できます。また、健康保険や年金制度においても、配偶者の給付が受けられる場合があります。

さらに、公務員や一部の企業によっては、扶養手当・家族手当があり、給与とは別に手当額が支給される場合があります。税金のほかにも、夫婦で住宅ローンを組める「ペアローン」や、携帯電話の家族割引などが適用されるなど、暮らしにおける優遇制度はさまざまです。結婚による制度的なメリットによって経済的な安心感が生まれ、家計の安定が図られるでしょう。

将来のビジョンが描ける

10年後の目標や老後の過ごし方など、将来の展望を考えたことはありますか?結婚することで、将来のビジョンが描きやすくなるでしょう。家族がいることで、将来計画を立てやすくなり、「将来は夫婦でこんな風に過ごしたい」「妻を安心させたい」など日々の生活にも目的が生まれます。老後は2人で助け合いながら暮らしていけるという安心感が生まれ、老後に対する漠然とした不安が軽減されるかもしれません。

親や周囲を安心させられる

結婚することで、親や周囲の人々に安心感を与えることができます。特に両親は、自分たちが先立った後、あなたが一人でいることに対して「孤独にならないか」と不安を感じているかもしれません。また、結婚することで、お相手の家族や友人とのネットワークが広がります。結婚は、単なるあなた個人の選択だけでなく、周囲の人々への安心感をもたらすものとなります。

社会的な信用が得られ周囲からの評価が高まる

男女の賃金格差が減り、経済的に自立した女性が増えた背景から「男は家庭を持って一人前」と言われることは減ったかもしれません。しかしながら、結婚という法的な拘束力があり相手の人生を背負う選択をしたことで、あなたに責任感があると評価される可能性があります。

また、結婚生活を続けるには、他人同士である2人がすり合わせを行い、関係を継続させる努力が求められます。結婚生活における人間関係の学びや経験は、ビジネスや社会活動においても活かせるでしょう。

早めの婚活をおすすめする理由

ここまで述べたとおり、男性にとって「結婚するデメリットは昔のままたくさんありますが、結婚する意味もメリットもある。」といえます。

「いずれ結婚するつもり」であれば、なるべく若いうちに婚活を始めて、結婚する方がいいと感じています。

私自身が「若いうちに結婚した方が良い」と思うのは、下記のように考えているからです。

  • 生涯独身の老後は悲惨かもしれない
  • 高齢になると結婚へのハードルが上がる
  • 高齢になると子供が授かれない

生涯独身の老後は悲惨?

学生時代は、友達も自然にできます。両親や兄弟も健康な場合が多いでしょう。

しかし社会人になると、利害関係のない人間関係を作るのは困難です。

年齢を重ねるごとに、人との繋がりが希薄になり孤独を感じます。そんな時に家族のありがたみを感じる人は多いです。

今から20年後、30年後に「結婚すればよかった…。」と思っている可能性もあります。

年齢を重ねてから「結婚したい」と思うくらいなら、若いうちに婚活を始めてみてはいかがでしょうか。

高齢になると結婚へのハードルが上がる

高齢になると、結婚や子供を授かることが難しくなります。

国立社会保障・人口問題研究所のデータによると、2022年の男性初婚率は40〜44歳で4.00%です。それより上の年齢になると、更に初婚率が下がります。

40歳以上の人が結婚するのはかなり困難で、結婚したいなら若いうちにこのように婚活を頑張る必要があります。

普通の恋愛だと、付き合ってから結婚するまでに1年はかかります。私は婚活を始めてから結婚するまでに2年もかかりました。

できる限り早めに活動するのがおすすめです。

年齢と共に婚活する余裕が無くなる

婚活は、人生に余裕のある人間しかできません。年齢が上がると共にその余裕は無くなります。

  • 持病が増える
  • 両親の介護が必要になる
  • 仕事の量・責任も増える

こういった状況になれば、婚活なんてやっている場合では無くなります。今はトラブルも無く健康に生活していても、それがいつまで続くのか保証はありません。

持病があると婚活の条件面でも不利になるので、健康な間に婚活を始めるべきです。

高齢になると子供を授かるのが難しくなる

女性はもちろん、男性にも子供を授かる適齢期があります。年齢が上がれば上がるほど妊娠・出産へのハードルは上がるのです。

男性はいくつになっても、20代の若い女性と結婚したい生き物ですよね。

しかし女性は同年代の男性と結婚したいという人が多いのです。

若い女性と結婚したければ、あなたが若い間に婚活を始める方が簡単です。

老後に向けて後悔のない選択を!

結婚はデメリットだと考える人は多いですし「いずれ結婚するつもり」と考えることも分かります。それでも私は早めの婚活をおすすめしており、その理由を再掲します。

  • 生涯独身の老後は悲惨かもしれない
  • 高齢になると結婚へのハードルが上がる
  • 高齢になると子供が授かれない

とはいえ、人生に正解はありません。自分は結婚する必要がないと思うなら、結婚しなくていいのです。

私は30代で結婚しましたが、今のところ結婚して良かったと思います。ただ10年後、20年後にどう思っているのか、それは誰にも分かりません。

結婚したくても出会いがない人へ

社会人生活が長くなると、自然な出会いで結婚するのは困難です。「結婚したくても、そもそも出会いがない」という方もいるでしょう。

そんな方には結婚相談所への入会がおすすめです。結婚相談所なら、「出会って半年でプロポーズまでたどり着く」可能性もあります。

結婚相談所に関係する記事もありますので読んでみてください。

タイトルとURLをコピーしました