- 「お見合いで会話が続かない…」
- 「何を話せばいいのか分からない」
- 「沈黙が怖くて、いつもぎこちなくなる」
もしあなたがそう感じているなら、それは決してあなただけではありません。実は、私自身も過去に40回以上のお見合いを経験し、数え切れないほどの「沈黙」と「気まずさ」を味わってきました。当時は、「自分には魅力がないのかな」「相手に興味を持ってもらえなかった」と自信を失うことも多かったです。
しかし、安心してください。お見合いの会話は、あなたの人間性や魅力の問題ではありません。多くの会話術に関する書籍を読み漁り、実践と失敗を繰り返す中で、私はあることに気づきました。それは、お見合いの会話にはちょっとしたコツと準備があるだけで、劇的にスムーズになるということです。
この記事では、お見合いで会話が続かない根本原因を明らかにします。そして、今日から実践できる具体的な会話術、さらに絶対に避けるべきNGな話題まで徹底解説していきます。
この記事を読み終える頃には、あなたの不安は解消され、次のお見合いが楽しみになるはずです。一緒に、会話の悩みを克服し、素敵なご縁を掴みましょう!
なぜ?お見合いで会話が続かない「本当の原因」を特定しよう
お見合いで会話が続かないのは、あなたの人柄や魅力の問題ではありません。多くの場合、いくつかの具体的な原因が潜んでいます。まずは、その「本当の原因」を探っていきましょう。

相手に興味を示さない、または示し方が分からない
相手が話しているのに、ただ聞いているだけになっていませんか?「うん」「はい」といった単調な相槌だけでは、相手は「この人は話に興味がないのかな?」と感じてしまいます。
会話はキャッチボールです。相手が投げたボールをしっかり受け止め、さらに投げ返す姿勢が大切です。
自分の話ばかりしてしまう、または質問ばかりしてしまう
「自分をアピールしなきゃ!」と意気込み、一方的に自分の話をしてしまったり、逆に「何か話さなきゃ」と焦って質問攻めになってしまったりすることはありませんか?
お見合いは「面接」ではありません。どちらか一方だけが話すのではなく、お互いが気持ちよく話せるバランスが重要です。
質問の仕方が悪い(Yes/Noで終わるクローズドクエスチョンが多い)

お休みは旅行に行かれましたか?

はい。

趣味はスポーツですか?

いいえ。
このように、「はい」か「いいえ」で完結してしまう質問(クローズドクエスチョン)ばかりでは、会話は広がりません。相手に考える余地を与えず、会話がそこで途切れてしまう原因になります。
話の内容がネガティブな方向になりがち
過去の婚活の愚痴、仕事の不満、人間関係の悩みなど、ネガティブな話題ばかりになっていませんか?初対面のお見合いで暗い話を聞かされると、相手は「この人と一緒にいると疲れるかも…」と感じてしまいます。
明るく前向きな会話が、相手に「また会いたい」と思わせる秘訣です。
緊張で頭が真っ白になり、言葉が出てこない
「失敗したらどうしよう」「好印象を与えなきゃ」といったプレッシャーから、頭が真っ白になってしまうこともよくあります。沈黙が怖くて焦り、さらに言葉が出なくなる悪循環に陥ることも。
これは多くの人が経験する自然な感情なのです。
会話のための「事前準備」が不足している
「ぶっつけ本番で何とかなるだろう」と思っていませんか?実は、お見合いの会話は準備が8割と言っても過言ではありません。相手のプロフィールをしっかり読み込んでいないと、話題に困り、会話が続かない原因になります。
会話が「続く・弾む」お見合いの基本マインドと心構え
会話のテクニックを学ぶ前に、まずはお見合いに臨むあなたのマインドセットを変えてみましょう。心構え一つで、会話は驚くほどスムーズになります。

お見合いは「相手を知る」場であり「自分を知ってもらう」場
お見合いは、どちらかが一方的に評価される場ではありません。
- 相手のどんなところに魅力を感じるか
- 自分は相手にどんな人だと思ってもらいたいか
この2つを意識することで、会話の目的が明確になり、自然と相手に興味を持ったり、自分を適切に伝えたりできるようになります。
完璧を目指さず「楽しむ」ことを意識する
「完璧に話さなきゃ」「失敗は許されない」と自分にプレッシャーをかけすぎていませんか?
お見合いは、人生を共にするかもしれない相手との最初の出会いです。
まずは「この人とどんな会話ができるかな?」と純粋に楽しむ気持ちを持ちましょう。
あなたがリラックスして楽しそうにしていれば、その雰囲気は必ず相手にも伝わります。
相手への敬意を忘れずに(言葉遣いやマナー)
初対面の相手に対する敬意は、会話の基本です。
- 丁寧な言葉遣い(敬語)を心がける
- 店員さんへの態度にも気を配る
- 相手が話している時は視線を合わせ、最後まで聞く
これらの基本的なマナーを守ることで、相手に安心感と好印象を与えることができます。
これで安心!お見合い前にやるべき「会話のための事前準備」
お見合いの会話を成功させるには、事前の準備が欠かせません。この準備があるかないかで、会話の滑らかさが大きく変わります。

相手のプロフィールを徹底的に読み込む
お見合い相手のプロフィールは、まさに宝の山です。
趣味、仕事、休日の過ごし方、好きな食べ物、出身地など、隅々まで目を通しましょう。
- 共通点がないか?
- 質問してみたいことはないか?
これらをメモしておくと、当日「何を話そう…」と困ることが激減します。
共通の話題や質問リストを用意する
プロフィールから見つけた共通点や、一般的に盛り上がりやすい話題をリストアップしておきましょう。
- 「〇〇さん、旅行がお好きなんですね!最近行って良かった場所はどこですか?」
- 「〇〇のお仕事は、どんなところにやりがいを感じますか?」
- 「休日はどのように過ごされることが多いですか?」
- 「最近、何か面白い映画やドラマをご覧になりましたか?」
相手が話した内容に対して、さらに深掘りする質問(例:「へぇ!それはなぜですか?」「具体的にどんなところが面白いんですか?」)も考えておくと完璧です。
自己開示できるネタをいくつか準備する
相手に質問ばかりせず、自分の話もすることで会話は弾みます。自分の魅力や人柄が伝わるような自己開示ネタをいくつか用意しておきましょう。
- 最近あった楽しい出来事
- 自分の趣味やハマっていること
- 仕事で印象的だったエピソード(ポジティブなもの)
例:「私も最近〇〇にハマっていて、週末はよく△△しています。〇〇さんは何か最近ハマっていることはありますか?」
当日をイメージした「会話シミュレーション」
「話すのが苦手…」という方は、頭の中で会話の流れをシミュレーションしてみるだけでも効果があります。
- お店に入ってから挨拶、着席までの流れ
- 自己紹介から趣味や仕事の話へのつなぎ方
- 話が途切れた時の切り返し方
実際に声に出して練習してみると、より自然に話せるようになります。
実践!お見合いで会話が続かない状態から会話を盛り上げるコツ
お見合いで会話を弾ませるためには、いくつかの効果的なテクニックがあります。多くの会話術をまとめた書籍の中でも、特に『またすぐに会いたくなる人の話し方』は、その本質を分かりやすく教えてくれます。

この本で提唱されているのは、「相手を主人公にして話す」という考え方。ここからは、そのエッセンスも踏まえながら、具体的な会話術を見ていきましょう。
効果的な「あいづち」と「リアクション」で興味を示す
相手の話を聞く際は、単調な「うん」「はい」だけでなく、感情を込めたあいづちやリアクションを意識しましょう。
- 「へぇ〜、そうなんですね!」
- 「わかります!私もそういうことあります!」
- 「それは素晴らしいですね!」
- 「えっ、すごいですね!」
笑顔で頷きながら、目を見て話を聞くことも忘れずに。相手は「自分の話に興味を持ってくれている」と感じ、安心してさらに話してくれるでしょう。
質問の質を高める「オープンクエスチョン」を意識する
会話を深掘りするために、「なぜ?」「どうして?」「どんな風に?」「具体的に?」など、相手が自由に答えられる質問(オープンクエスチョン)を積極的に使いましょう。
NG例:「旅行は好きですか?」→「はい」
OK例:「旅行がお好きなんですね!どんな場所によく行かれるんですか?」「旅行のどんなところに魅力を感じますか?」
相手を主人公にした話し方をする
会話の焦点を相手の存在や感情に当てることで、相手に「自分に注目してほしい」という心理的欲求を満たし、相手に好かれ、また会いたいとおもわせるような話し方をします。
しかし、多くの人が無意識のうちに使いがちな話し方として、以下のような2つのパターンに該当しています。
- 会話の主役が物になるパターン
(例:「その時計どこで買いました?いくらしました?」) - 自分の経験や考えが中心になるパターン
(例:「私も同じ時計を持っているんですよ。私はこのブランドが好きなんです。」)
これらの話し方では、会話が広がりにくかったり、相手が主役になれなかったりすることがあります。
しかし、ここで提唱するのは、「相手が主人公になる話し方」です。
これは、相手の存在や感情に焦点を当てる会話法を指します。
(例:「その時計、あなたにぴったりだね。いつから時計に興味があったの?」)。
この話し方をすることで、以下2つのメリットがあります。
- 相手があなたを好きになる
自分を主人公にしてもらえると、相手はあなたに対して好意を抱きます。 - 会話が弾む
相手は自分のエピソードなので、話すことがたくさんあり、会話が自然と盛り上がります。
この「相手を主人公にする話し方」について、さらに深く学びたい方は、ぜひ「またすぐに!会いたくなる人の話し方」を読んで実践してみてください。
会話の「キャッチボール」を意識する(話す:聞くの黄金比)
会話の理想的なバランスは、一般的に「話す3割、聞く7割」と言われています。相手に気持ちよく話してもらうことを意識しましょう。
相手の話を聞き、質問を返すことで、自然と会話が続いていきます。
相手の話を「深掘り」するコツ
相手が話した内容に、さらに興味を持って質問を重ねることで、会話はより深まります。
- オウム返し: 相手が言った言葉を繰り返す。「〇〇をされているんですね!」
- 感情の確認: 「それは楽しかったですか?」「大変でしたか?」
- 具体的なエピソードを促す: 「何か印象的な出来事はありましたか?」
これにより、相手は「もっと話したい」と感じ、あなたに心を開いてくれるでしょう。
ポジティブな言葉を選び、笑顔を意識する
会話の内容はもちろん、話し方や表情も重要です。
- ネガティブな表現を避ける
- 明るく、少し高めの声のトーン
- 常に笑顔を心がける
あなたがポジティブなオーラを放っていれば、相手も自然と明るい気持ちになり、会話が弾みやすくなります。
緊張した時は素直に伝える勇気
もし緊張して言葉が出てこなくなってしまったら、無理に直す必要はありません。
「少し緊張していて、うまく話せていないかもしれません。でも、今日は楽しみにしてきました!」
このように素直に伝えることで、相手はあなたの人間味を感じ、親近感を抱いてくれることがあります。相手も同じように緊張しているかもしれません。
もうネタに困らない!お見合いで会話が盛り上がる鉄板話題リスト
会話の引き出しを増やすために、お見合いで「この話題なら大丈夫!」という鉄板テーマを知っておきましょう。

仕事(職種、やりがい、今後の展望など)
お互いの仕事は、相手の価値観やライフスタイルを知る良いきっかけになります。
- 「〇〇さんのお仕事は、具体的にどんな内容なんですか?」
- 「そのお仕事の、どんなところにやりがいを感じますか?」
- 「今後、何か新しく挑戦してみたいことはありますか?」
※ただし、愚痴や自慢話にならないよう注意しましょう。
趣味・休日の過ごし方(共通点を探す)
最も会話が弾みやすい話題の一つです。相手の趣味を聞き、共感したり、質問したりすることで、共通の話題が見つかるかもしれません。
- 「休日はどのように過ごされることが多いですか?」
- 「最近ハマっていることや、気分転換になることはありますか?」
- 「私も〇〇が好きなんですが、〇〇さんの場合はどんなところに魅力を感じますか?」
最近あった楽しい出来事やマイブーム
個人的な近況を話すことで、お互いの距離が縮まります。
- 「最近、何かあったかくて嬉しかったことはありますか?」
- 「今、〇〇にすごくハマっているんですが、〇〇さんは何か最近マイブームはありますか?」
グルメ・旅行・映画・本などエンタメ
幅広い年代で共通して話しやすい話題です。
- 「最近、美味しいお店に行かれましたか?何かおすすめはありますか?」
- 「旅行がお好きと伺いました。これまでで一番印象に残っている場所はどこですか?」
- 「最近観た映画やドラマで面白かったものはありますか?」
出身地や家族構成(深入りしすぎない)
アイスブレイクとして、軽い質問から入ると良いでしょう。
- 「〇〇ご出身なんですね!何か美味しいものや、有名な場所はありますか?」
- 「ご兄弟はいらっしゃいますか?賑やかなご家庭ですか?」
※相手が話したがらないようであれば、すぐに話題を変えましょう。
未来の話(将来の夢、理想の生活など)
婚活の場なので、結婚後のイメージに繋がるような、ポジティブな未来の話もおすすめです。
- 「もし長期休暇が取れたら、どこに行ってみたいですか?」
- 「将来、どんなことがしてみたいですか?(仕事でもプライベートでも)」
- 「理想の休日の過ごし方や、〇〇年後の目標などありますか?」
要注意!お見合いで絶対避けるべき会話ネタと質問

せっかく会話が弾んでも、タブーな話題に触れてしまうと一気に印象が悪くなる可能性があります。以下の話題は絶対に避けましょう。
過去の恋愛歴や婚活状況(前の相手との比較、愚痴など)
これらの質問は、相手に不快感を与え、詮索されていると感じさせてしまいます。過去のことは聞かず、目の前の相手との未来に焦点を当てましょう。
年収・貯金・資産などお金の話
結婚を意識する上で大切な要素ではありますが、初対面のお見合いで直接的に聞くのはマナー違反です。デリカシーがない人だと思われてしまいます。
容姿や体型に関する直接的なコメント
「写真より痩せてますね」「背が高いですね」など、相手の容姿や体型に関するコメントは、褒めているつもりでも不快感を与えたり、セクハラと受け取られたりするリスクがあります。特に女性に対しては注意が必要です。
政治・宗教・病気・愚痴などのネガティブな話
これらの話題は、意見の対立を生んだり、相手を不快にさせたりする可能性が高いです。また、病気やネガティブな愚痴は、相手に重い印象を与えてしまいます。お見合いの場では避けるべきです。
プライベートな個人情報(住所、職場名など)の詮索
など、踏み込みすぎた個人情報の質問は避けましょう。相手が不安を感じるだけでなく、個人情報保護の観点からも配慮が必要です。関係性が深まってから自然な流れで話すようにしましょう。
万が一、お見合いで会話が続かない状態でも大丈夫!緊急対処法を知っておこう
どんなに準備しても、会話が途切れてしまうことはあります。そんな時に使える「緊急対処法」を知っておきましょう。

無理に話そうとせず、聞き役に徹する
沈黙が訪れても、焦って無理に話し出す必要はありません。
相手が何か話そうとしていないか、表情をよく観察しましょう。笑顔で相手の目を見つめ、聞く姿勢を示すだけでも、相手は安心してくれます。
質問攻めにせず「待つ」
聞き上手とは、質問を連発する人ではありません。相手が話す内容の方向性を見極めるために、まずは沈黙して待つことが重要です。
質問は、相手が話すきっかけがない場合にのみ行いましょう。相手が話したいことを自由に話せる環境を作ることで、会話は深まります。
場の雰囲気を変える「天気や店内の話題」
もし話題が見つからず沈黙が続いたら、その場の状況に目を向けてみましょう。
- 「今日は良い天気ですね。どこかお出かけされましたか?」
- 「このお店、雰囲気が素敵ですね。〇〇さんはよくカフェに行かれますか?」
このように、「今、ここにいる」という共通の話題から切り出すことで、会話の糸口が見つかることがあります。
飲み物やメニューをきっかけに話を広げる
テーブルにあるものから話題を拾うのも有効です。
- 「〇〇さん、コーヒーがお好きなんですね。どんな種類をよく飲まれますか?」
- 「このお店の〇〇、美味しいらしいですよ。召し上がったことありますか?」
素直に「緊張しています」と伝える
最終手段として、正直に自分の気持ちを伝えるのも効果的です。
「正直、少し緊張してしまっていて、うまく話せているか不安なんですが、今日は〇〇さんとお話しできてとても楽しいです。」
飾らない言葉は、かえって相手の心を動かすことがあります。相手も「自分も緊張していたんだ」と共感し、親近感を持ってくれるかもしれません。
まとめ:お見合いの会話は「楽しむ気持ち」が一番大切

お見合いで会話が続かないと悩む気持ち、本当によく分かります。
ですが、それは決してあなたが魅力的でないからではありません。
少しの準備と、会話のコツ、そして何よりも「楽しむ気持ち」があれば、誰でも会話は弾ませることができます。
この記事でご紹介した内容を実践することで、あなたはきっと自信を持ってお見合いに臨めるようになるでしょう。
- 会話が続かない原因を理解する
- ポジティブなマインドセットを持つ
- 事前の準備を怠らない
- 効果的な会話テクニックを実践する
- NG話題を避ける
- 万が一に備えた対処法を知る
これら全てを一度に完璧にする必要はありません。まずは一つ、今日から実践できることから始めてみましょう。
お見合いは、人生のパートナーを見つけるための大切な一歩です。
緊張するかもしれませんが、ぜひ、その場の会話を心から楽しんでみてください。
あなたが楽しんでいれば、その気持ちは必ず相手にも伝わり、きっと素敵なご縁に繋がるはずです。
あなたの婚活が成功することを心から願っています。
さらに会話力を磨きたいあなたへ
この記事では、お見合いでの会話術について基本的なポイントから具体的なテクニックまで解説しました。
もし、さらに実践的な会話力を身につけたい、具体的なノウハウを知りたいという方は、野口敏さんの著書『誰とでも15分以上 会話がとぎれない!話し方66のルール』をぜひ手に取ってみてください。
この本は、単なる会話術にとどまらず、「聞く力」の重要性から、日常の小さなネタの見つけ方、相手への「思いやり」を基盤としたコミュニケーションの極意まで、会話が途切れないための具体的なルールが66個も凝縮されています。
きっとあなたのコミュニケーション能力を劇的に向上させるヒントが満載のはずです。